本当にそれって健康にいいの?"食のリテラシー”【おすすめ本レビュー】

はい、料理人のtakumi(@takumi_13)です。

 

今回は、オススメの本を紹介します。

豊かに生きる上で欠かせない、健康。巷で見かける健康食品は本当にいいの?という疑問に対して、どう判断し対応するかが書かれた一冊をご紹介します。

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『食のリテラシー』(魚柄仁之助著、こぶし書房)の著者は、博多弁のユーモラスな文体で、現代社会で失われつつある旧来の食・文化・生活の智恵を紹介する食生活研究家。他にも数々のベストセラーがあります。

 「疲れがとれないことはありませんか?」とか言われると、ついついすがってみたくなるのが機能性ナントカというものでしょう。なんとなーく、効き目があるんじゃないかなぁ〜と思った時に、この本を読んでみてくださいまし。「〇〇の機能性があるといわれている」という魔法のことばから解き放たれますよ。
現代は情報操作の時代です。誤解させるような情報も、心配を煽るような情報もたくさんあります。そんな情報を読み分けてジャッジするために、必要なことを思いつくまま並べてみたのが本書です。(「はじめに」より)
食の知識を正しくつけることは、健康な身体を作ること。しかし、商品を売りたいが為に長所だけを声高らかに発し、短所は言わないなんてことは当たり前。世の中に溢れる情報を、ジャッジする為の知識の種が散りばめられた本書。
 
今日は第3章の『「天然」「自然」だから安全か?』の中から、いくつかのポイントを引き出してみましょう。
 

有機栽培商品ビジネスってやつは…

最近よく耳にする有機栽培(オーガニック)野菜。なんとなく、身体に良さそうというイメージはあるが、なんでと聞かれると困ってしまう。農薬を使ってないから、身体にもいいよね!と単純に思えてしまう。さらには、「私は有機無農薬しか食べません!」という人もいるそうだ。
 
1990年代以降に、食の安全を求める消費者が徐々に現れだし、有機農薬食品市場の需要が高まりました。これに気がついた食ビジネス界が参入してきたのです。
 
市場が広がるにつれ、かつては辿りやすかった、①どんな有機肥料、 ②誰がいつ収穫して③流通コストがどのくらいか?などの事の透明性がなくなってきています。
 
またその状況の中、先ほどのように「有機でなきゃ体に悪い!」と考える人もいるには、自然界には人にとって有害な菌類もありますし、寄生虫だっている事を知ってもらわなければなりません。
 
これらを考慮すると、有機無農薬食品はいいと一言では片付けられないですし、有機栽培だから美味しいとは言いにくいのです。 
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食のリテラシー

食のリテラシー

 

本書は約170ページとあまり時間をかけず読み切ることができます。専門性がある内容はなく、誰でも理解できそれでいて、世に蔓延る食情報を読み解くチカラを得られる一冊ですので、健康に気を使い始めた現代人にはオススメの一冊です。